イタリアごろごろ猫記

Diario di un gatto pigrotto

カテゴリ: イタリアの日々2010

イタリアで買える和食材第三弾です。
イタリアで和食材が比較的よく手に入る店といえば、意外にも
オーガニックショップ(negozio di biologico)です。有機食品を
求める消費者は健康に気をつかう→ヘルシーと定評のある日本料理
やマクロビオティックにも関心が高い、というわけでしょうか。

「イタリアで買える和食材」その1その2で挙げたお店でだいたいのものは
調達できるのですが、同じような商品でオーガニックのものがあれば
我が家ではそちらを選ぶようにしてます。

oしょうゆ
醤油(shoyu)と梅酢(agro di umeboshi)
(使いかけのお見苦しい画像で失礼します)。
一度醤油の在庫が切れてて、仕方なくスーパーで買ったら
味がすごく薄く感じられました。
梅酢は日本でも使ったことなかったものですがこちらで発見
大根のサラダを和えたり紫蘇の実を漬けたりと重宝してます。

o八丁みそ
イタリアで知ったもうひとつの和食材、八丁味噌。
この独特の香り、私でも最初は慣れなかったのだから
お味噌汁を初めて食べるイタリア人には冒険かも。

oミソキューブ
しかし、こういうものを使って本物の味噌汁を味わったなんて
勘違されるとちょっと…。

oミソキューブ裏
パッケージの裏を大きくして見てみましょう〜。
原材料: シーソルト、植物油(パーム油、ひまわり油)、味噌、乾燥野菜(人参、
ポロネギ、パセリ)、スパイス(コリアンダー、コショウ、ナツメグ、生姜)。
あくまでミソスープですよね、味噌汁じゃなくて(苦笑)。

o絹ごし豆腐
普段はエッセルンガの固めな豆腐で満足してますが、オーガニックスーパー
Natura Si'にはなんと絹ごし豆腐まで。
Natura Si'はオーガニックを専門に扱う大型店で、イタリア全国に
展開しています。かなりの確率で質のよい和食材が見つかります。
実は、この後もっとスゴイ絹ごしに出会ったのですが
そのお話はまた今度。

o小豆
小豆(fagioli rossi azuki)、大豆(soia)もあって嬉しい。
どうしても和菓子っぽいものが食べたくなると
小豆をオーガニック無精製砂糖で炊いて…

P1110159
先日は、きんつばもどきを作ってみました。不細工ですけど
美味しかったです(自画自賛)。作り方は井村屋さんのを参考に。

もう大晦日なんですね。このシリーズ、年内に終わりませんでした(汗)。
ミラノ中華街編と番外のお米については来年に持ち越しです。
今年もこの拙ブログに寄ってくださって本当にありがとうございました!
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。


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昨日に続き、「イタリアで買える和食材」シリーズ第二弾です。
まずはお断り。タイトルに「イタリアで買える」としましたが、その1で
ご紹介したミラノのお店をローマやナポリ在住の方が日常的に利用できる
わけでないのですよね。でも、イタリアにある中国・韓国人経営のお店は
多かれ少なかれ似たようなラインナップじゃないかなと思います。

イタリア全国にチェーン展開する大手スーパーエッセルンガ
数年前からエスニック料理の食材がどんどん入ってきました。
やはりこれは年々増え続ける移民からのニーズがあるからなのでしょう。
面白いアラブ料理(ファラフェルの素とか)もあるのだけど、和・中華
に絞ると…

sフジリンゴ
昨日、日本の梨は見たことないと言いましたが、ふじリンゴならあります。
名前はそのまんま"mela Fuji"。

みかん
みかんもあるよ。イタリア語では"clementina"。
柿=cachi(単数はcacoになってしまう・笑)もあります。
ただし、こちらの人みたいに、ぐちゃぐちゃに熟したのを
スプーンですくって食べるの苦手なので買いません。

s大根
s白菜
すごく助かるのが大根(daikon)と白菜(cavolo cinese)!
鍋ができるー(^^)。

モヤシ
モヤシ(germogli di soia)はこちらでは中華食材という認識か。

しょうが
生姜(zenzero)っていつの間に入ってきたんでしょう。
前からあったのに気がつかなかっただけかも。
だけどイタリア料理ではあまり使いません・・・よね。

アメリカ芋
見た目もろサツマイモで、実際に多分親戚なんだろうけど
日本のものとは雲泥の差の"patata dolce"。甘くないよー。

豆腐
オーガニックの原材料でマクロビ、健康食品を作って30年
KI Groupのお豆腐(tofu)。
固めだけどいいの。近所のスーパーで豆腐買えるだけで感激…。
このメーカー、結構使える和食材をいろいろ出していて
以前ブログに書いたグルテンミートセイタンなども。

豆乳 (2)
豆乳(latte di soia)だって手軽に手に入ります。
成分無調整ではないので残念ながらお豆腐は作れない。

春巻き
お惣菜コーナーにフリッタータとかトルタ・サラータと並んで
普通に置いてある春巻き(involtini di primavera)や
写真ないですがお寿司の細巻きなどを見て、時代変わったな~と
つくづく思うのでした。
ただ細巻きは高くて不味いので自分で作ったほうがよいかも。

がり
前回書いたように、遅れてイタリアにもやってきた寿司ブームのため
スーパーで巻き寿司キット(お米、海苔、巻きす入り)なんてのを売る始末。
さすがにあれは日本人のプライドが許さないので欲しいと思ったこと
ないです。でもなぜか家人がガリだけ買ってきた(爆)。
イタリアのスーパーでガリ売ってるなんて、誰が想像できた?!

というわけで手近なスーパーで日本人に馴染み深い新鮮な野菜や
お豆腐がに入る。本当によい時代になりました。感謝
シリーズはまだまだ続きます。次回はオーガニックショップ編!
年内に全部アップし終えるだろうか…。


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先日告知しましたプリーモ・レーヴィのドキュメンタリーの放送時間が
出ましたので、お伝えします。

"A Journey to Primo Levi The Legacy of an Auschwitz Survivor"
2011年1月2日 1:10, 5:10, 9:10, 13:10, 18:10, 22:10 (イタリア時間)


1日5回放送なので、ご都合のよい時間にチャンネルあわせていただけたら。
日本のiPhone/iPod touch/iPadユーザーの方はiTunes Storeから無料アプリ
「NHK WORLD TV Live」をダウンロードすると視聴できます。
日本での放送時間は、上記に時差の8時間をプラスしてくださいませ。
(注)このドキュメンタリーは英語放送です。


nashi

年末の買い出しでミラノ行った家人がこんなもの持って帰った\(◎o◎)/!
日本の梨!きゃーー。それも異常な大きさ!

nashi e mela

どれだけ大きいかわかってもらうため、横にイタリアのリンゴを置いてみたけど
リンゴだって大きさマチマチだから、比較にならないんじゃ…と後で気づく(汗)。
とにかく片手でつかめないほどジャンボです。
イタリアでも最近は日本の梨が手に入ると噂に聞きましたが、今まで見かけたこと
ありませんでした。それに、これイタリアで売ってるものと言えるかどうか怪しい。
というのも韓国人のお店で商品でないのをオマケ(たくさん買い物したごほうび?)に
いただいたので。

私がこちらに住み始めた頃、地元で手に入る日本の食材といえば
オーガニックのお店で、瓶詰めの超固いトーフ(賞味期限1年とかいう得体の
しれない代物…)と、あの有名な容器に入ったキッコーマンのお醤油が
スーパーで売ってるくらいでした。
ミラノには中国人街があり、インスタントラーメン出前一丁やカレーのルー、
手作りの豆腐など結構いろんなものが売ってるのですが、買い出しにミラノ
までしょっちゅう行けるわけでないし、どれも高い。
だから和食材はまさに高嶺の花、ものすごく苦労して手に入れる貴重品。
・・・あれから20年。マクロビとか日本食がイタリアでもそれほど遠い
世界でなくなり、トレンディな若者がこぞってスシを食べに行く時代に。
スシブームのおかげ(と言っていいのか)で、巻き寿司海苔がスーパーで
普通に買えるんですからねえ。中国のだけど。
ってことを実はかなり前から書きたくて、写真撮りためてたら…もう年末。
誰の何に役立つわけでもないんですけど、今ここで手に入る和・中華食材、
自分が重宝してるお店をピックアップしてみようと思います。

で、われわれがこれまでいろんなお店を試してきた中、特に気に入って
最後に落ち着いたのはミラノの韓国・日本食材店マンナ。
といっても私は行ったことなくて、買い物係の家人ご用達なのですが。

cそば・きしめん
c韓国ラーメン
udon
そば、きしめん、そうめん、ゆでうどん、ラーメンの麺類。

c酢・みりん
お酢、みりん、ゴマ油、味噌など基本調味料。

c納豆
手作りに励む海外在住者が多い納豆。有機のもあり。
3パックで3,9ユーロ(400円ちょっと)。

cのり
焼き海苔、韓国海苔。オリーヴオイルで味付けしたのが美味。

cきゅうりの漬物
お漬物もいろいろあるらしい。

c油揚げ
cえのき
油揚げとエノキ見たときは驚き感激。

kouhakumichi
日本のスーパーで298円くらいで売ってる大福を10ユーロ近く
出して買う(自分で作れよって感じ)。

不覚にも写真撮るの忘れたけど、ヴェジ仕様の冷凍餃子もあります。
広くて品揃えが豊富で清潔っぽい感じがするお店(家人談)だそうで
うちで利用するのはこれ↑くらいですが、他にも面白いものがたくさん
ありそう。男を買い物に行かせると、どうも不満が募ります(苦笑)。
とにかく最低限の食材はここでまかなえるって素晴らしい〜。
マンナは中国人経営のお店より若干高め、日本人経営のお店よりは安め
という微妙な位置にあります(イタリア語ですが、この記事
Confronto tra negozi di alimentari: ポポロ屋 VS マンナが参考になるかと…)。

Manna Market
Via G. Pascoli, 3
20129 Milano (MI)
tel 02 36 55 32 11
fax 02 74 28 11 62
orario 10-13; 15-20 dal lunedi' al sabato


【追記】2013年、マンナは残念ながら閉店しました。

今回はわりとスタンダードでしたが、次はスーパーとオーガニック店にある
驚きの和食材、中華街でしか入手できないものについてアップします。


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YouTubeで"cat christmas tree"と検索すると、当然ながら笑える動画が
わんさか出てきます。どこの猫も、おんなじことしてるんですね〜。
やんちゃな猫さんが多い中、私が特に気に入ったのはのんびり・おっとり脱力系の猫。
一緒に住んでる人間のドミノ倒し熱にほとほと呆れてるみたいな感じすら…。ぷぷぷ





Meowy Christmas!(=^・^=)


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ラトビアという国をご存知でしょうか。バルト三国を構成する共和国のひとつで
1991年にソ連から独立を回復した国だそうです(Wikipediaラトビアより)。
そんなマイナーな国(と思うのは無知な私だけ…)の首都リガが、国際クリスマスツリー
協会によってクリスマスツリー発祥の地と承認されてることなど、現地在住者の
ブログを読むまでちっとも知りませんでした。
その記事で紹介されている動画がとても素敵なので引用させていただきます。
リガ観光局の宣伝なんですけどね。



クリスマスなんてどーでもいい主義の我が家では、お祝いはいうまでもなく
飾り付けも何も今までしたことなかったのですが、今年初めてクリスマスツリー
(プラスチック製)を導入しました。ジャコモがまだ生後数か月の仔猫だった頃
当時の飼い主の家のツリーにじゃれついたため、凍てつく庭に追い出しの刑を
食らったというエピソードがあり、そのリヴェンジ!
と思って設置してあげたのに、我々の期待を完全に裏切りほとんど目もくれません(^^ゞ。
家人に言わせるとゴージャスさ(というかヒラヒラの飾り)が足りないんだろうと。
ふーーーん。じゃあ、カリカリと毛糸玉をつってみたらどうなるかな〜。←挑発的


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