イタリアごろごろ猫記

Diario di un gatto pigrotto

カテゴリ: 美味しい話

夜明け前、屋根をバチバチ叩く雹の音で目が覚めました。激しいテンポラーレ(通り雨)です。かなり大きい雹だったようで、ものすごい音。一緒にベッドにいたジャコモは、目をまん丸に開き不思議そうに天井を凝視してました。インドア派ジャコモは多分雹を知らないんですね。

コーンブレッド

前のエントリで、黄色い唐辛子を混ぜたピラフがこの夏のヒットだったと書きました。もうひとつ、夏にハマって何度も作ったのがコーンブレッドです。

ケイジャンレシピ本

ひょんなことから、古いレシピ本を引っ張り出しました。2900イタリアリラだったということは2002年以前のもの。昔はレシピ本をよく買って新しいメニューにチャレンジしてたのに、最近さっぱりです。

で、ケイジャン料理。
ケイジャン(英語: Cajun)とは、「アカディア人」を意味する「アケイディアン」(acadian)の訛りで、北米にあるフランスのアカディア植民地に居住していたフランス系カナダ人の人々のうち現在の米国ルイジアナ州に移住した人々とその子孫。(・・・)
ケイジャン料理とは、基本的に地元で手に入る食材を生かした、素朴でシンプルな庶民の料理である。Wikipediaケイジャンより

私にとってコーンブレッドは、『大草原の小さな家』でローラ・インガルスの母さんが焼いてた素朴なアメリカの甘いパン。

コーンミール

とうもろこしを挽いたコーンミールで作ります。イタリアではポレンタ用の粉として売ってます。

コーンブレッドレシピ

この本では生地にバターが入り、焼きあがったら表面にさらに溶かしバターを塗る(!!)というヘヴィなもの。おそらく正統派レシピなんだろうけど、うちではバターの代わりにコーンオイル、また牛乳ではなくオート麦ミルクを。
これまで豆乳やライスミルクを使ってましたが、アニマルライツの友人にオート麦ミルク(latte di avena)はライスミルクほど甘くなく、豆乳みたいにクセ強くなくていいよと教わり試してみたら、本当にいい!これで卵の代わりが見つかれば、完全ヴィーガンになるんだけどなあ〜。

本を出してきたくせに、結局参考にしたのはネットのレシピでした。
ベーシックなコーンブレッド

焼きたてホカホカがとっても美味しいです。荒く挽いたコーンの食感と香りが田舎風で好み。材料をさっと混ぜて焼くだけなので、日曜ブランチやシンプルなおやつにおススメです。


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以前「イタリアで買える和食材」シリーズやってたな、とふと思い出し自ブログ検索すると、2010年の記事が出てきました。うわ、4年も前…。その間、その1に出てきた韓国食材店マンナが閉店するなど、変遷がありました。
思い出したきっかけは、TVでカップヌードルのCMを見たから。イタリアのTVです、奥様。しかも、日本の某メーカーと提携してますが、ヨーロッパ生まれのカップヌードル。驚かないでいられようか。

まずはCM見ていただきましょうか。30秒です。


ターゲットが[日本のアニメで育ったため、こういうものに違和感ない、むしろずっと憧れてきた]今どきの若者であることがわかります。動画のコメント欄にも、「こないだ、ローマサピエンツァ大学のキャンパスで無料配布しまくってた」みたいなのがありました。
なんだかいつものパスタ飽きたよね。趣向の違うもの試してみようか。みんなでカップヌードル!おはしでふざけてるうちに出来上がり〜。ゴーン(相変わらず中国と日本をごっちゃにした演出)。ツルッとすすって、ニコニコってわけですが・・・。つ、つまらん。「こりゃ食べてみたい!」って気持ちになれないのは私だけか?

商品名は"Saikebon"。"Sai che bon(buono)"をひっつけたもの。「うまいじゃんね、これ」って感じかしらん(違うか)。スープの素などで有名なメーカーSTARの製品で、日清と提携してるそうです。
ところでラーメンってイタリア語でどう言うか。一般的には英語の"noodles"が代用されます。Starではそれを「イタリア語化」し、nudolini orientaliなんて呼んでます。

我が家では、家人が袋入りインスタントラーメンをたまに買ってくるので食べたりします(動物性油脂やパーム油が入ってるし、実は極力避けたい)。でもカップラーメンは熱々のプラ容器から漂う匂いが苦手で日本にいた頃から食べなかったなあ。個人的には恋しいと思ったことないけど、これはイタリアのどこのスーパーでも売ってそうなので、在イタリア日本人の究極の選択と見なしていいかもしれません。

動画を探してたら本家日清のCMもあり、見入ってしまいました。凝り方が違う。下のは「批判が殺到したCM」らしいけど、かなり好み。


まあ、これに誘われカップヌードルが食べたく・・・は、ならないかも。
あれ、今日のは和食材じゃなかったですね。失礼しました。


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クマさんクッキー
(画像はカラパイアからお借りしました)

ちょっと前ネットで話題になったのでご存知の方もいらっしゃるかと思います、ナッツを抱きかかえるクマさんクッキー。むっちゃ可愛いですね〜。キュートなのはもちろん、材料に卵もバターも入ってないのにまた惹かれました。ハチミツがあるから完全ヴェーガン仕様ではないけど、メープルシロップで代用してもよさそう。作ってみたい。まずはクマのクッキー型入手しなくては。レシピなどは下↓のサイトをどうぞ。

かわいくてすごくおいしい。ナッツを抱っこするクマクッキーの作り方(カラパイア 不思議と謎の大冒険)

考案者さんが動画もアップされてます。これ見るともっとわかりやすい。
Maaさんによるクマビスケットの作り方公開!(Youtube)


もうひとつ、こちらのレシピ(というのか…)は別の意味で衝撃的。ちょっと閲覧注意もの。
日本中が驚愕した「ダイオウグソクムシウィンナー」とは?衝撃的なウィンナーの飾り切りが話題(Bungalow.magazine)
5歳の甥っ子に早速知らせたところ、是非作ってほしいと母親にリクエストしたそうです。これ、大豆ウィンナーリンケッツでもできるかしらん。いや、やっぱり赤くないとインパクト薄いか。


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本当に異常な夏でした。わずらわしいほど何度も言ってすみません。しかしイタリアに住んで25年になりますが、こんなに雨がたくさん降り暑くない夏は初めてなんです。熱に弱いジャコモにとっては過ごしやすくてよかったけれど、夏はやっぱり太陽がガンガン照らなくてはいろいろ物事が回らないなあと思います(猛暑になればなったで、また愚痴言い放題なのはこの際おいとく…)。例えば今年のブドウのクオリティはもうひとつでしょう。ワインにとってあまりよい年ではないように聞きました。

ミョウガ

そんなわけで、わが菜園もおかしな気候に左右されたのですが、ミョウガは見事に豊作でした。2年前pallinaさんに譲っていただいた株がようやく軌道に乗ったようです。去年の収穫は3個でしたが、今年は合わせて15ほど。こんなにたくさん採れてどうしよう。

ミョウガの甘酢漬け

夢にまで見た柴漬けに前回失敗したことがトラウマとなり、今回はシンプルに甘酢漬け。数日漬けるとうっすら桜色に染まりました。見た目はそれらしいのだけど、やっぱり味がどこか、なんだか違う。酢が利きすぎなのか。調理法は簡単とはいえ、漬物は奥が深いものですね、といまさら。
柴漬けが好きな変わった味覚の家人は、これも美味しいと食べてくれたのでよいとしましょう。


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麦糠で作る糠床、1週間経過しました。すごく粘ついていたのに、日が経つごと落ち着いてきました。混ぜると糠床っぽい手触りになってるような気が…。糠床らしい香りが漂うような気が…。「気がする」だけなんですが。そうあってほしいという強い願望がなせるミラージュでしょうか。
私が今回使った麦糠、厳密には燕麦の糠(crusca di avena)で、小麦の糠(crusca di grano tenero)とは違います。某所でご指摘があったので、改めてwiki燕麦を読むと、グルテン含まないとありました。ええ、だったらあの粘りはなぜ?まあ、だんだんよい具合になってきてるので、あえて詮索しないことにしましょう。

スイートコーン

この夏は雨が多め。降りやむと呆れるくらいカラッと晴れ、植物には最適な感じ。菜園の野菜もすくすく育ってます。数日前からスイートコーンを収穫してます。黄色の粒に白いのが混じってヴィジュアル的に面白い品種。さっと茹でていただきました。これは甘いっ。今まで試した中で一番甘いかも〜。

うちの周辺の農業用地では盛んにトウモロコシが栽培されてますが、ほとんどが飼料になるらしいです。このように、トウモロコシといえばイタリアでは家畜の餌やポレンタの原料ぐらいの扱いでしたが、ここ数年でサラダのトッピングとか付け合せとしての地位を得てきているようです。


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